事業説明
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は じ め に
世界経済は、景気刺激策の効果もあり緩やかに回復しているものの、景気回復のペースはそれまでの勢いをやや失い、更に緩やかなものになりつつあります。
一方、わが国経済は、アジアを中心とした海外経済の回復に伴う輸出の増加、エコカー補助金などの政策効果により生産が増加するなど、着実な回復傾向をたどりましたが、昨秋以降、世界経済の減速による輸出の鈍化、政策効果の剥落により、景気回復に弱さが見られます。
本年については、新興国を中心とした海外経済の回復に支えられ、景気回復の起点となる輸出の増加基調が維持される見込みであることから、日本経済の「二番底」は回避されるものと思われます。しかしながら、厳しい雇用環境や駆け込み需要の反動を要因とした個人消費の伸び悩みなどから、回復のテンポについては緩やかなものになると思われます。
地域経済を支えている中小企業・小規模事業者においては、受注や需要の停滞、製品単価の引き下げ要求を受けるなど、経営環境は厳しい状況が続いています。
このようななか、岐阜県商工会議所連合会は、地域経済の活性化をはかるため、以下の基本方針に基づき県下商工会議所の全力を結集する。
1 地域経済活性化に向けた地域産業資源活用について
(1)地場産品の海外販路拡大支援および海外から観光誘客の促進
国内需要の減少が懸念されるなか、海外の需要を取り込んでいくことは今後の大きな課題のひとつとなる。異なる地域産業資源を有する県下各商工会議所との広域連携を推進するなか、地場産品の海外への販路拡大、海外からの観光誘客促進を図る。
(2)中小企業地域資源活用プログラムの活用
産地の技術、農林水産品、観光資源といった地域の特徴ある産業資源(地域資源)は、域外への事業展開において差別化の要素となり得る。
地域経済の主体である中小企業の地域資源を活用した創意ある取組を推進し、それを核として地域資源の価値向上(ブランド化)を図り、地域の強みを活かした産業の形成・強化へと繋げ地域経済の活性化の取り組みを推進していく。
2 社会・産業基盤の整備促進について
地域の発展にとって必要不可欠な社会・産業基盤の整備については、広域的な視点に立ち関係機関との協力・協調体制をとりつつ、その促進ならびに実現に向け要望活動を展開する。
(1)リニア中央新幹線建設および県内停車駅設置の早期実現
リニア中央新幹線は、分散型で災害に強い国土づくりに向け、新たな国土の動脈として多重型交通ネットワークを形成する路線である。国家のプロジェクトとしてリニア中央新幹線における県内ルートの中央本線沿い建設と県内停車駅設置ならびに車両整備工場等リニア関連施設の誘致の実現に向け、関係機関と連携しつつ、これまで以上に早期促進のための運動を展開する。
(2)東海環状自動車道における
暫定2車線の4車線化・西回りルートの建設促進
本路線の西回りルートが開通し環状道路として他の高規格道路と結節することで、既に開通している区間との相乗効果により、一層の効果を挙げるものである。
東回りルートにおける暫定2車線の4車線化とともに、西回りルートについては、「東海環状自動車道岐阜県西部地域建設促進期成協議会」において、関市から四日市市に至る西回りルートの事業(特に県内ルートの関市から養老町の間の整備)が早期完成に至り、真に環状道の機能と効果が発揮されるよう、要望活動を展開する。
(3)中部国際空港へのアクセスの整備促進
中部国際空港は、24時間運用可能な国際拠点空港として、中部圏の経済、文化の振興に大きな期待が寄せられている。同空港の機能を十分に活用するためには、同空港までのアクセス整備が重要である。
「岐阜県中部国際空港対策協議会」において、その整備促進について要望活動を展開する。特に、道路アクセスについては、同空港を物流空港として十分に活用できるよう、岐阜県並びに北陸、長野方面などから空港に至る中央・東部・西部の3ルートの道路整備促進に向け働きかける。鉄道アクセスについては、同空港までのアクセス拠点駅である金山総合駅をより一層活用できるよう、JR特急「ワイドビューひだ号」を同駅まで延長運転すること並びに「ワイドビューしなの号」の同駅での停車増の実現に向け働きかける。
3 中小企業等の支援について
日本経済の再生・発展の原動力は中小企業の活力助長にあり、経営革新や創業に果敢に取り組む事業者の能力や可能性が余すことなく発揮されるよう、関係機関との連携のもとその支援に万全を期す。
(1)経営改善普及事業の充実
日本商工会議所をはじめ県下の商工会議所と一体となり、経営改善事業の拡充・強化の支援策等について推進するとともに、小規模企業の経営改善・構造変化への対応を支援する。
(2)産官学連携の推進
厳しい経済情勢下、中小企業・小規模企業が不況の波を乗り越えさらに振興発展するには、既存の地場産業の高度化や新産業の育成に役立つ支援施策を実施する必要がある。
中小企業が行う新商品、新技術の開発等の経営革新を促進・支援するため、地元企業と地元の大学・研究機関との連携等を促進し、地域経済の活性化をはかる。
更に、今まで連携をはかり様々な課題を一緒に解決してきた協力機関(金融機関、大学、農協等)とも今まで以上に連携を密にし、専門家の派遣、ビジネスマッチング等を行うほか、国や地方自治体の施策等を活用しつつ支援を行っていく。
(3)中小企業の再生支援
現下の厳しい経済情勢の中、事業再生に意欲を持つ中小企業を支援していくことは極めて重要であり引き続き「岐阜県中小企業再生支援協議会」において、再生に向けた相談・助言から再生計画策定、フォローアップまで、個々の企業にあった、きめ細かな支援を行っていく。
リスケジュール型支援による迅速な再生計画の策定や、第二会社方式の活用による抜本的再生計画策定など、状況に応じた支援により、中小企業の再生に適切に対応していく。
(4)広域ビジネス交流会の開催
県内のみならず県外の会議所との連携を強化し、会員間の交流の場を設けることにより新たなビジネスチャンスの創出を図る。
4 その他
(1)サイエンスセミナー(万博理念継承事業)の推進
子どもの理科嫌い・理科離れが叫ばれて久しく、また、大人においても科学・技術離れが進み、産業構造における工業部門の空洞化が懸念されている状況にある。
次代の当地のモノづくりを担う若者を育成するには、子供の頃の感動体験を契機とし、科学・技術を身近に感じること、興味を持つことが非常に効果的である。
当地の次代のモノづくりを担う子供たちに驚きと感動を与えることで、科学技術に対する興味を醸成し、引いては、将来の工業系人材の育成に繋げることを目的としサイエンスセミナーを開催する。
以 上







