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株式会社伊藤紙器 岐阜市笹土居町 代表取締役 伊藤 勝義 氏 [2012.1.31]
強みは社員にあり
父の背中を見て育つ
当社は、企画・設計・デザインを総合的に提案するパッケージの専門メーカーです。昭和24年に復員してきた父が岐阜市内で地場産品の岐阜提灯や高級ストッキングなどの化粧箱製造業として創業しました。当時は戦後まもなくの非常に貧しい時代でしたが、日本の経済が徐々に良くなるにつれ当店も順調に売り上げを伸ばしていきました。昭和30年代後半、日本は高度成長の真っ只中にあり、毎日忙しく働く父の背中を見て育った私は21歳で家業に就きました。
社員と共に考えた新商品
入社して間もなく私が手掛けたのは、「シーズンオフの業務対策」でした。当時は季節商品を扱うお客様が主力となっていたため、どうしても秋冬期においては注文が落ち込み時間を持て余す状態でした。そのような状況から将来への危機感を持ち、幹部や社員が一丸となり対策を考えました。そこで目を付けたのが、岐阜県の地場産品である給水栓の製品パッケージでした。美しい光沢を持たせた金属性の製品にキズを付けない緩衝材を一枚のダンボール紙で作りコンパクトに商品を収納できる機能的なパッケージを自社のノウハウで開発を進めました。完成後すぐにメーカーから注文をいただき、当社の主力商品となりました。このパッケージは現在でも作り続けています。
社員が財産
現在、当社では大手メーカーとタイアップしたセットアップ業務が主力となっています。この業務では、パッケージの企画開発に始まり、メーカーの商品詰め込み、流通業者への納入までを当社で直接請け負っています。そのため、従来型の受注されたパッケージのみを製作するのとは異なり、手間がかかる作業が多く当社のデザイン力や企画力が試されている業務と言えます。幸いにして当社には、上司の指示をただ待つのではなく、社員が自ら「考える」「提案する」「解決する」ことができる優秀な人材が揃っています。複雑化するお客様のニーズに応えるべく、全員で知恵を出し合い解決策を導き出す社員は、大切な財産であり、競争力の源となっています。今後の日本経済の先行きには不透明な部分もありますが、社員一丸となってビジネスチャンスを見つけ出し、今後も企業の生き残りにかけて頑張っていきます。












